レイ・ド・エクアトリアル
なんらかです.
今日は現段階でのキャラクターの設定を紹介したいと思います.
今回は主人公の父にしてラスボス(予定)のエクアトリアル卿について紹介します.
レイ・ド・エクアトリアル
「所詮貴様は失敗作だったということだ……息子としてではない。人間として、貴様はなり損なったのだ」
概要
フィーネの父親にして,帝国最大の魔導技術研究機関「エクアルト機関」の局長.
魔導技術の研究開発に関し,その知識・経験において魔法世界に並ぶ者なしとされるほどのプロフェッショナル.
古代の魔法技術に陶酔し,それを現代に蘇らせるために魔導兵器開発に没頭する.
そのため,古代文明に関する知識量においても魔法世界随一である.
現代魔法世界において初めて実用的な浮遊装置を開発し,帝国の軍事力を大幅に引き上げた立役者.
それまでにも箒などで飛行することは可能であったが,魔力が高くないと速度がでない,同時に他の魔術を行使することが困難,など実戦においては数多くの問題点が存在した.
エクアトリアルはそれを魔導機械化することで魔力による個人差をなくし,空中における高度な魔法戦闘を実現した.
その他強力な魔導兵器の数々を開発しており,帝国の軍事力はほとんど彼によって生み出されているといっても過言ではない.
実際,伝統的な(時代遅れな)魔術師戦を好む国々に対し,帝国はこれらの兵器によって恐ろしいまでの戦果を上げている.
プロフィール
本名「レイ・ド・グランシュニルヴァ」
エクアルト機関では局長を「エクアトリアル」と呼ぶ慣習があり,彼の姓にもなっている.
それどころか本人はグランシュニルヴァの姓を捨てたつもりでいるため,エクアトリアルが本姓であると考えている.
主人公の父であるが,関係は非常に希薄.
家族への関心は薄く,主人公が生まれても,自らは顔をあわせにすら一度も行っていない.
主人公側からは何度か声をかけられることはあったが,そのことごとくを無視している.
自身の研究を進めることしか頭になく,他者と取るコミュニケーションの大半は事務的なもの.
例外で,唯一の友としているのが現皇帝ヴァイサ・サイニスターである.
両者とも今の「狭い世界」について大きな不満を持っており,教会が暗躍する世界を破壊し,広大な世界を勝ち取ることを目的としている.
自身の魔力適正は並であり,魔術師としての才能はあるとは言えない.
しかし古代語魔法に関する知識は超一流であり,魔導器によってこれらの秘法を再現し,繰り出すことができる.
これらの魔導器はコストや汎用性の問題から,一般配備を見送られた物がほとんどである.
身体能力は並以下.
移動時には自作の魔導器によって空を飛んでいる.
人の手に収まらない神秘をひどく嫌い,あらゆる神秘は魔導技術の中に収まると主張している.
実際に秘法として認定されていた多くの魔法が,帝国の(彼の)技術によって魔導器に収まっている.
唯一再現することができなかったジールの大剣の能力に対しては,異常なまでの嫌悪感を露わにしている.
そしてその「技術」の価値を理解していないジール本人に対してはさらに嫌っており,戦闘狂や原始人といった言葉で形容している.
セツナに憑依して少女となったユキナに出会った際には,それが息子だと気づくことはなかった.
しかしジールになついているユキナのことは快くおもっておらず,愚かな小娘と断じている.
後に彼女が「虚無の吹雪」そのものだと判明した際は,もの一番にモルモットとして利用しようとした.
古代魔法に触れるようになってからは,教会が提唱する三元魔術の殆どを否定している.
故に彼は魔法世界有数の外法使いでもある.