さくらちっぷ

駆け出し同人サークルのブログです

魔法について

なんらかです.

 

前回,闇魔法について書こうと思っていましたが,よく考えたらそもそも魔法ってなによってなったので,今回は私の世界観における魔法について書いていきたいと思います.


前にさらっとだけ触れましたが,私の世界観では,魔法や魔術の行使にあたっての複雑な原理は基本的に存在しません.

魔法を使うための手続きは,ただ「強く願う」だけでOKです.


炎を願えば火がつきます.

破壊を願えば何かが破壊されます.

他者の死を願えば,他人が死にます.

不死を願えば死ななくなります.

停滞を望めば,時が止まります.

魔法を使えば,その人物が望む限りにおいて,ありとあらゆる超常現象を引き起こすことができます.


しかしその超常現象を引き起こすためには,「願いの強度」が必要になります.

ただ願うだけではダメで,狂おしいほど願ってもまだ足りず,願い過ぎて本当に狂ってしまうくらいでようやくその入り口に立てる.

それくらいの難易度です.


ですがこれほどハードルが高いと誰も魔法が使えなくなってしまいます.

そこで人類が行き着いた答えが,自己暗示にかかるという結論です.

魔法世界の人々は,「こうなってほしい」と願うのではなく「こうならなければおかしい」と思い込むことで願いを増幅させるようになったです.


人々は基本,「こうすれば上手く行く」という自己暗示をかけることで願いを増幅させます.

その「こうすれば上手く行く」というのが魔法や魔術という人々の「知識」になっているわけです.

この特性から,自己暗示とは願いの具体化であるとも言えます.

理論によって願いを具体化し,イメージのできる範囲において超常現象を常識内の事象にとどめてしまうのです.


また集合無意識によって魔法が発動することもあります.

集合無意識の願いは抽象的であっても超常現象を引き起こします.

簡単に例えると,世界中の人々が破滅を願ったら,どんな方法でかは問わずに世界が滅びます.


今日はここあたりで切り上げます.

闇魔法について2

なんらかです.

今日も闇魔法について書いていきたいと思います.

私の世界観における闇魔法は,以下の特徴を持っています.

・術者の負の感情を増大させる
・対象になんらかの精神的・肉体的苦痛を与える
・魔導侵食を引き起こしやすい
・筆頭宗教によって禁忌とされている

テンプレのような設定ですね.(魔導侵食という単語以外)

闇魔法において最も重要な性質は,負の感情を増大させる点です.


魔法や魔術の基礎的な概念の一つとして,自己暗示が挙げられます.

フィクションでは「魔法はイメージが大切」というセリフが度々登場しますが,私の世界観でもやはり「魔法はイメージが大切」です.

私の世界観では,魔法や魔術の行使にあたっての複雑な原理は存在しません.

魔法を使うための手続きは,ただ「強く願う」だけでOKです.

実際には「強く願う」ことが難しいため,人々は「こうすれば上手く行く」という自己暗示をかけることで願いを増幅させます.

その「こうすれば上手く行く」というのが魔法や魔術という「理論」になっているわけです.


闇魔法はその理論をものすごく簡略化してしまいます.

すなわち,負の感情によって願いを増幅させているというわけです.

闇魔法の術者は,憎しみや妬み,怒りを願いに変えることで魔法を生み出します.


……と書きかけですが30分経ったので今日はこれで終わります.

また明日続きを書きたいと思います.

闇魔法について

先日の宣誓をガッツリ破ったなんらかです.

 

毎日更新するといった矢先,風邪をひいて寝込んでしまいました.

Googleカレンダーには風邪をひくという予定は書いていなかったのですが……

なにはともあれ,今回はタイトルの通り闇魔法について書いていきたいと思います.

このテーマにしたのは,風邪の全身症状で苦しんでいるときに
「あれ? なんか今オレ闇魔法くらってる気がする」
ってなったからです(は?)


闇魔法というと,ゲームや小説では実に多くの種類が存在します.

邪術や呪術のような苦痛を与えたり洗脳を施したりする魔法,さらに作品によっては重力魔法や,純粋な破壊の魔法も闇魔法に該当します.

マイルドなところだと,黒霧などで視界を奪う魔法や辺り一面を暗くする魔法,気配遮断などの魔法もあります.

さらには,闇魔法は他の属性の分野にまたがって闇魔法として扱われることもあります.

闇の衝撃波のような風魔法に似た闇魔法や,炎魔法のように爆発する闇魔法など,「風+闇」や「炎+闇」のような魔法が一元的に「闇魔法」として扱われることも珍しくありません.

神の奇跡や光魔法,聖魔法として扱われることの多い蘇生も,見方を変えれば不死化やアンデット化などの闇魔法として捉えることも可能です.

そもそも「魔法」という言葉には「魔」の文字があるぐらいですから,魔法や魔術自体が負のイメージを持っているということも頷けますね.

つまるところ闇魔法といってもその種類は実に様々であり,拡大解釈をしてしまえばほぼすべての魔法が闇魔法に該当します.

ただ多くの世界観で共通していることは,闇魔法は明確な「禁忌」として扱われているということです.

すなわち魔法の存在する文明社会では,闇魔法の行使は明確な「罪」として扱われてしまうのです.

これは教会などの組織が秘匿し,行使することが「特権」として扱われる聖魔法と大きく違うところですね.


私の妄想する世界では,闇魔法は主に「破壊」と「苦痛」を生み出すものと現時点では定義しています.

……と,闇魔法は未だ扱いに困る分野なのであります.

そしてこの文を書き始めて30分経ってしまったので,今回はこのあたりで切り上げたいと思います.

なんだかまとまらない記事となってしまいましたが,今度はまた闇魔法について掘り下げてみたいと思っています.

生存報告&30分ブログやります宣言

ご無沙汰してます,なんらかです.

実に約2ヶ月半ぶりの更新です.

 

投稿できなかった理由は色々ありますが,ぶっちゃけるとだらけていたというのが本音です.

 

具体的には「俺今余裕ないからなぁ……」「よっしゃ!今週なんか頑張ったから酒のんじまえ!」です.

 

そこで今後だらけず,かつクリエイティブな活動を継続できるよう,2.5ヶ月の反省と分析,そして今後の方針について述べていけたらなぁと思います.

 

反省

まず最初にひとり反省会をさせていただきたいと思います.

 

ブログが更新できなかった最大の理由は,

「あまりにもやることが多く,やりたいことに手が回せない」

……ではありません.

 

「"あまりにもやることが多く,やりたいことに手が回せない" と自分勝手に理由をつけてだらけていた

が真実です.

 

他にも,「色々と妄想が浮かんできてはいるけど文章にできない」病や「文章を書く時間がないから仕方がない」病なども併発していましたが,これらも自己責任ですね.

 

とにかく「今の自分には余裕がない」という言い訳が悪さをしていたということです.

 

この問題を解決するには,余裕が有り余っているという事実を自分に突きつけなければなりません.

 

しかし実際に当の本人である自分は本当に余裕がないと思っているので,ただ「余裕がある」と思い込もうとしてもうまく行きません.(というよりも,うまくいきませんでした)

 

こういった時,理系である私自身を説得するには「余裕の定量」と「余裕の可視化」に限ります.

流行りの言葉を使えば「余裕の見える化」ですね.

 

具体化された数値で「お前は余裕がある」と言われれば,納得せざるを得ないということですね.

 

というわけで余裕を「定量化」し「可視化」するため,スケジューラを本格導入することにいたしました.

(スケジューラを今まで使ってなかったのかというと,本当に使ってませんでした.行き当たりばったりで生きてきた自分が恥ずかしいです)

 

スケジューラの導入

重度の決断忌避を患っている私は,スケジューラ選びも同様にうまく決断できませんでした.

決断が遅れた理由は「どんな機能があるのか」「使いやすいか」「広告が表示されるのか」など,選定の基準が多すぎるからでした.

 

決断疲れの大きな原因は,情報過多にあります.

 

大体のスケジューラアプリは既存アプリに不満を持った製作者が自発的に作り出したもので,種類もその不満の数だけあります.

つまり,スケジューラアプリの種類はかなり多いというです.

 

また「スケジューラ」で検索をかけると情報量の薄いキュレーションが大量にヒットし,更に情報が洪水を起こしてしまいます.

 

なのでばっさり「Google カレンダー」を導入することに決めました.

要はスケジュールとリマインダーが設定できればなんでも良かったのです.

 

Google カレンダーにしたのは,単純に導入が楽だったからです.(大体の人はGoogleアカウントを持ってるからね)

 

余裕の定量化・可視化

スケジューラの選定が済んだら,次は活用しなければなりません.

自分に余裕を見せつけるためのスケジューラなので,しっかりと今の「辛いと感じている自分」のスケジュールをびっしり埋める必要があります.

 

というわけで思いつく限りにびっしり埋めました.

 

結論から言うと「俺,めっちゃ余裕じゃん」ってなりました.

(画像は割愛します)

 

ざっくりと平均して,平日は一日4, 5時間の自由時間がありました.

しかも午後10時就寝と仮定した上でです.

 

仮に持ち帰りのお仕事があったとしても週10時間で終わらせられれば,毎日最低でも2時間はクリエイティブなことに時間を当てられるわけです.

これに電車の時間(往復2時間)も含めれば,かなりの時間です.

 

これだけ余裕があるのに「俺今余裕ないから……」とは言ってられません.

 

というわけで,余裕の定量化・可視化は成功したわけです.

 

じゃあ何やろうか

しかしただこれだけでは,無自覚なだらけ自覚のあるだらけに変わっただけです.

 

時間があるなら,使い方も明確に定義しなければいけません.

 

私の思考はとにかく雑多なので,頭の中でタスクを組んでも9割以上がどこかに飛んで行ってしまいます.

そしてやるべきタスクを見失った私は,またお酒を飲んで時間を失っていきます.

 

 

そこでリマインダーの出番です.

 

やるべきタスクを思いついた段階で,片っ端からリマインダーにぶち込んでいきます.

そうすれば,今は今のタスクに集中できるわけです.

 

「今日の夕飯はなににしようか」「あの資料はどう書こうか」「あっこのシチュエーション良いかも」「洗濯取り込まなきゃ」「パスタの方が楽だ」「白米が食べたい」「メール忘れてた」「この設定はないだろ」「締め切りいつだっけ」

 

これらをいっぺんに考えないで良くなっただけでも,リマインダーの効果は絶大です.

未来のタスクを「できているもの」として考えることで,より未来のタスクを充実させることができます.

 

こうしてとにかく自分のタスクをリマインダーに突っ込んでいった結果,創作活動のタスクもまたリマインダーに入れられるようになりました.

 

とはいっても「妄想を書き留める」とか「なんでもいいから絵を描く」とかですが.

 

しかしなにはともあれ,余裕な時間を創作に当てられるようになったわけです.

 

そして活動しているのであれば,やはり何かしらのアウトプットはしていきたいものです.

 

なので

30分ブログやります

もともと,私がこのブログを開設したのは自分のモチベーション維持のためでした.

絵にしろ設定にしろプログラミングにしろ,取り敢えずアウトプットする対象を用意することで意欲を保とうということです.

 

しかしその目論見は1ヶ月も立たずに破綻しました.かなしい.

 

でもその原因は,上記の通り「余裕がない」という思い込みでした.

 

今の自分には余裕があります.

 

というわけで30分ブログを始めたいと思います.

 

内容は名前の通り,とにかく一日の30分を必ずブログの執筆に当てるというだけです.

 

まずは1ヶ月続けようと思います.

雑記でも妄想でもなんでも,当初の目論見どおり「取り敢えずアウトプットする」ことに専念してみたいのです.

 

30分ブログはGoogle カレンダーで毎日リマインドされるようにしたので,これで安心して毎日ブログが書けます.

 

失敗したら,Google カレンダーのせいにします (おい)

 

 

なんだか中身のない記事になりましたが,言いたかったのはこれから頑張ります!! ということです.

 

まとめると「とにかく明日頑張る」から「これだけは今日頑張る」という意識改革ができました,という報告でした.

 

駄文長文,失礼しました.

 

進捗報告

こんばんは.

なんらかです.

 

今日はBlenderに手をつけました.

(人生初の3Dモデル製作です)

 

3Dモデルを作るのはやはり大変ですね.

デザイナー様方の苦労が,少しだけ分かった気がします.

 

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まだ顔の製作途中ですが,かわいいプチキャラができるように頑張りたいと思います^^v

 

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顎まわりを増やして細分割局面をかけてみました.

けっこくそれっぽくなってるみたいで安心です.

 

キャラクター紹介 ジール

今回は帝国の男,ジールの紹介です.

魔法世界最強を争う人物です.

ジール・アインスライル / Zeal Ain Srile

職業

  • ハイレテレス帝国公安騎士長第11位

性別

年齢

  • 26歳

容姿

  • 身長: 188cm
  • 体重: 不明
  • 黒髪の無造作ヘア
  • ハイライトの少ない死んだ魚ような目
    • 瞳のカラーは黒

服装

  • 中二臭い黒のロングコートを常に身にまとっている
  • とりあえずコートを着させておけばOK

コート

  • 襟付きの漆黒のコート
    • スーツコートと同じような形状
  • 膝下まで伸びる裾
  • 胸ポケットはない
  • 外ポケットはある
    • 手を突っ込む用である
  • 内ポケットもある
    • そこに色々仕込んでいる
  • 袖は長め
    • そこにも色々仕込んでいる

スーツ

  • 社会人が着ているようなスーツ
  • やはり黒色
  • スーツパンツも黒
  • ベルトも黒とシルバー
  • 内側のシャツは灰色

グローブ

  • やはり黒色

  • やはり黒色

ポイント

  • あまりにも痛々しい中二心を全開にして黒色に染め上げます
  • とにかく,黒,黒,黒です
  • 縁のカラーなど,一部アクセントをつけてもOKです
    • その場合はやはりシルバーが良いです

武器

  • 大剣
    • “Z.E.A.L. Ain Srile"と銘を掘られている
    • 魔力をかき消す能力を持つ
    • 全長2.2m
    • 総重量1.5t
  • 素手
    • 本気のパンチは即死するほどに痛い

戦闘能力

  • 魔法世界最強を争うレベルの戦闘能力
  • 重量が1tを超える大剣を軽々と振り回す身体能力
    • 剣を背負っていても大きな問題なく日常生活を送ることができる
    • 恐ろしいレベルの重心移動で着地時の衝撃を逃がす
    • 歩いているときですら無意識に衝撃を逃している
  • 圧倒的な握力
    • 素手で相手の武器をへし折るのが得意
  • 圧倒的な速さ
    • 魔術や魔法なしで空中を走れるほど
    • 存在そのものがある種の加護のようなものを受けている
  • 魔術・魔法が使えない
    • 魔力を持っていないため
    • 普段はマジックアイテムを使用している
    • マジックアイテムの起動にはマジックスターターと呼ばれる道具を使用している
  • オーラ的なものは出せる
    • 強者の特権
    • 弱い魔物は近寄って来ない

人物像・来歴

ハイレテレス帝国公安騎士長第11位. 冷徹かつ寡黙な性格であり,人付き合いが苦手. キレると危険なタイプ. 皇帝にその圧倒的な戦闘能力を買われ,公安騎士長に任命された.

公安部第11局にはジールしか在籍しておらず,その影響で最も位階の低い11位を与えられ続けている. しかしその評価に反し,その実力は公安騎士長の中でもトップクラスだと噂されており,公安騎士にはジールのことを良く思わない者も多く存在する. 実際に実力は全ての局長よりも上であり,皇帝すら上回る戦闘能力を持っている.

頭は悪くはないが,良くもない. 特に指揮官としての才はなく,むしろ戦場に立って戦う方が得意である. 自分自身がそれを一番自覚しており,下級の公安騎士を持たない姿勢を維持している.

幼少からの付き合いにより,イリーナとの関係は良好. 逆に言えばイリーナ以外の人物との関係は良くなく,悪い噂だけが独り歩きして周囲の騎士たちから避けられている.

現皇帝のヴァイサ・サイニスターはジールのことをえらく気に入っている. これは皇帝が最も是とする「理不尽な暴力」をジールが持っているからである.

一方でジールは皇帝のことを嫌っている. これはジールの嫌う「理不尽な暴力」が帝国を成り立たせており,それを是とする最たる存在こそが皇帝だからである.

8年より前の記憶がなく,その出自は謎に包まれている. 記憶を失った当時,幼少であったイリーナに誘われる形で帝国騎士団に入団. 以後メキメキと頭角を現し,わずか3年ほどで公安騎士長に抜擢されるまでに至った.

公安騎士長に任命される以前に,その手で別の公安騎士長を殺害しており,その件で皇帝に気に入られることになった. しかし当然だが他の局長はこのことを良く思っておらず,罪人として処したいと考えている者が多数を占めている. またこのことが噂となり,公安殺しのジールとして周囲から恐れられる要因ともなった. (周囲からは公安騎士長の座を殺して奪い取ったと思われている.実際にそうではあるが)

他国との戦争よりも,魔物に対する最終兵器として扱われている節があり,実際に龍種を筆頭とした強力な魔獣を何体も単独で撃破している. このことから帝国民に根強いファンも存在する.

帝都のとあるレストランの常連客であり,帝国牛のフィレステーキが大好き. 付け合せのハイレスポテトをグレイビーソースに絡めて食べるのが生きがいの一つであり,帝国に住んでいる大きな理由でもある.

食の好みは皇帝とほとんど一致している. 皇帝はこのことからもジールがセンスのあるヤツだと評しているが,ジールはやはりこのことを嫌がっている. しかし二人とも,アルクス産のワインが帝都で飲めるようになることを心の底で望んでいる.

ジールは極度の潔癖症である.(綺麗好きという意味ではないが) 先のアルクス産のワインを例にすると, - 皇帝 - アルクス王国を滅ぼして占領し,帝都に流通させる(非戦闘員も見せしめに殺す) - ジール - 敵対する兵を全て滅して国を従え,帝都に流通させる(非戦闘員には手を出さない) とプロセスに明確な差が出る. ジールはあくまでも戦士であり,将とはなれないのである.

しかしこういう思想を持てるだけの実力があることも確かであり,皇帝が買っているのはこうしたジールの考えそのものであるとも言える.

イリーナが幼少の頃からずっと一緒だったため,ひそやかにロリコン疑惑を持たれている.

正体

かつて虚無の吹雪により滅亡に瀕した王国の,魔を絶つ神剣の担い手であった青年. 誰にも抜くことができないとされた魔を絶つ神剣を唯一扱うことができる.

所持している大剣は古代文明において創り出された最初の人造神器であり,「アイン」と呼ばれる.

王国のエゴが生み出した人造神,それを駆逐するために人造神のプロトタイプを手に取り全ての神を狩り尽くすための存在,それがジールである.

ジールは王国の望むままに神を駆逐したが,それを発端に全人類による破滅への祈りが願われてしまい,虚無の吹雪が発生してしまう.

ジールは虚無の吹雪を消滅させるために,当時10歳であった王女セツナを殺す役割が与えられた. セツナは虚無の吹雪を消滅させるために,吹雪の魔力を宿すための器としてその身を人造神に変生させられていたのである.

ジールはセツナを殺すことを否定しセツナの救済を願ったことで,アインの放った光に飲まれて時空間を転位し,現代の魔法世界にやってくる.

また,時空間転位の代償として記憶の大半が失われることになってしまった. セツナを救うために転位をしたが,当のセツナからは自分を見捨てて逃げた薄情者として扱われており,記憶喪失後にそれを指摘される. 実際にセツナを救いたいという願いまで忘れているので,薄情者といえば薄情者である.

アイン

ジールが所有している大剣. 全長2.2mに対し総重量が1.5tと,並外れた重量を持つ. また魔力を消失させる能力を有しており,身体強化の魔法なども打ち消されてしまうため,人間では扱うことが不可能な代物となっている.

アインは古代文明における最初の人造神であり,全ての神々を討ち滅ぼすことを目的として産み出された人造神器のプロトタイプである.

旧来の神々を一掃し,時代を人間の手に取り戻すために生み出されたが,あらゆる魔を断つという性質から,誰にも抜くことができない"失敗作"として長い間放置されていた.

アインは誕生したその場から一歩も動かず,担い手が現れるのを待つことになる. その後担い手であるジールが誕生し,人造神を駆逐するために活躍.

虚無の吹雪を消滅させるために駆り出されるが,ジールがセツナの殺害を強く否定したことで剣の真価が発動. ジールを逃がすために時空間を切り裂き,未来の魔法世界に転位する.

実際にはジールが願ったのはセツナの救済であり,当時ではセツナを救うことができなかったため,セツナが目覚めることになる時間軸へと転位した.

アインはプロトタイプ人造神であり,道具として扱われるための神器という,神器の本質として最高の適正を誇っているため,願いを叶える力に関しては他の神の追随を許さない. しかしアインの在り方のせいで,成就される願いは「世界のルールの否定」のみによって叶えられるため,ジールの場合は時の流れを否定してセツナを救うという結果が具現化した.

アインは自己としての感情を一切持たないため,人の願いがなければ力を発揮できない. 願望を叶えるためだけに存在するはずの道具が,願望を否定する能力を備えてしまったため,その異常性が際立っている.

魔法世界にもいくつかの異能無効能力が存在するが,アインはその中でも最高の力を持っており,存在するだけで世界のルールを超越している. そのため基本的には刃が傷つくことも劣化することもなく,その存在を維持し続けることができる.

世界観の紹介 ハイレテレス帝国

魔法世界最大の軍事国家であるハイレテレス帝国について紹介します.

毎度拙い文章でごめんなちぃ;;

ハイレテレス帝国

  • 魔法世界において最も大きな軍事力を誇る帝国

統治機構

  • 皇帝が最高指導者であり,同時に軍部の最高指揮官を兼任する
  • 軍事大国なだけあり,警察機関から司法権に至るまでを騎士団が行使する
    • 領内のパトロールは全て帝国騎士団員によって行われる
    • 司法権は公安騎士によって行使される
  • 元老院も存在する
    • 現役を退いた騎士達がその議席の多くを占める
    • 帝国貴民階級の代表者も一部参加している
    • その実態は第二の参謀本部とも言えるものであり,民主主義を成す機関とは程遠い

帝国騎士団

魔法世界最強の軍事力を誇るハイレテレス帝国における軍部. 帝国の剣となり盾となるよう忠誠を誓った者たちの集まりである.

完全なる実力主義のため,実力のある人間は瞬く間に高い位を得ることが可能である. 逆に,実力のない人間はいつまでたっても低い階級を強制される.

下級騎士

最も身分の低い騎士. 帝国騎士の中では最も数が多い. 数が多い分,個々の実力差が大きく,昇進の速度も大きく異なる. 帝国も無能な者を抱え込むつもりはなく,弱い者は誰であろうと除隊させている.

現実の階級で言うところの二等兵一等兵に相当する. しかしその実力はピンキリである.

一般騎士

帝国の騎士教育の過程を修了した騎士. 命令に応じて分隊の隊長をこなす場合もある. 昇級には,人柄も評価対象とされる.

現実の階級で言うところの兵長から軍曹に相当する.

中級騎士

実力が評価され,小隊長になることを認められた騎士. 士気を揚げるにも部隊の先陣を切り,戦果を挙げるだけの実力が求められる. また対人戦闘だけでなく,モンスターとの大規模戦闘においても部隊を指揮する能力も必要である.

現実の階級で言うところの少尉から中尉に相当する.

上級騎士

中隊規模の将を務める騎士. 100を超える騎士を統括することもあり,指揮官としての高い能力が必要となる. 上級騎士は公安騎士長によって公安騎士に任命されることがある.

現実の階級で言うところの中尉から大尉に相当する.

大隊長

大隊を指揮することが許される騎士. 魔法世界においては,戦力として優秀な人材は戦地にいることが望ましい. そのため直接戦闘において真価を発揮する者は,将軍ではなく大隊長に据えられることが一般的となっている.

現実の階級で言うところの少佐から大佐に相当する.

将軍騎士

万を超える騎士の将. 参謀本部に身を置き,指揮官としての任をこなす. 位は大隊長の上だが,直接戦闘の能力に関してはむしろ大隊長よりも低い者がほとんど. 代わりに指揮官としての才に秀でている者が多く,帝国騎士団の頭脳として活躍する. しかしこれは公安騎士長の補佐としての役割が強く,

現実の階級で言うところの少将から中将に相当する.

皇帝

帝国の最大指導者であり,軍部の最高指揮官. 現実の階級で言うところの元帥に相当し,全ての騎士に対し命令を下せる立場にある. 実際には騎士団への司令は公安騎士を通じて行われることが多い.

公安騎士団

帝国における全ての司法を司る組織. 公安騎士には司法における最高の権限が与えられており,犯罪者の逮捕から処刑までをその場で行うことが許されている.

公安騎士は公安騎士長を局長とした幾つかの部隊に分けられており,その部隊の大きさによって位階を授けられる. 公安部第1局が最も大きな部隊であり,帝国との覇権を争うクリスティアール連邦方面に派遣され,活動を行っている. 一方でジールが局長を務める11局には下級の公安騎士がおらず,局長が単独で行動するという奇妙な状態となっている.

下級の公安騎士は公安騎士長によって帝国騎士から選出される. 局長と比べると権限は劣るものの,局長の命に応じて軍部の監視が可能なほか,命令によらず中隊長以下の騎士を監視する権限が与えられている. このことから,公安騎士は中隊長として部隊を指揮することも可能である. そのため公安騎士に任命されるには,最低でも中隊長として認められるレベルの実力を持つ必要がある.

公安騎士は各部隊に派遣され,その部隊における司法局としての任を負う. 帝国騎士団は領内における犯罪を取り締まり,公安騎士が裁くという機構である. これにより帝国の占領下にある治安の悪い地域でもより迅速な司法権の行使が可能となっている.

公安騎士長は方面軍司令としての役割も併せ持っており,軍事司令としての才も求められる. 公安騎士に任命されるのは最もシンプルかつ速い出生街道であるため,騎士団員たちは彼らに見初められ,公安騎士として任命されるために前線で武功を上げようと戦っている者が多い.

公安騎士長はその任命方法から,皇帝の私兵部隊としての意味合いも強く,騎士出身の者が多い元老院とは対立することも多い.

皇帝

ハイレテレス帝国の絶対的指導者であり,軍の最高指揮官. 現皇帝はヴァイサ・サイニスター. 皇帝は騎士の中から選出され,元老院,騎士団,帝国市民の投票による信認を経て就任が決定する.

しかし実際には第1位公安騎士長が後釜に座ることが多く,よほどのことが無い限りは次期皇帝は公安部第1局長となる. これは第1位公安騎士長が軍部における実質的なNo.2となっているためである. 公安騎士団のトップに立つためには,高い知性とカリスマ,実力を併せ持つ必要があるため,人材としては間違いなく次期皇帝にふさわしいと言え,これは非常に合理的な選出方法であると言える. 実際に,長期間に渡り帝国が高い軍事力を維持できていたのは,この皇帝選出の構造によるところが非常に大きい.

しかし公安騎士の任命は皇帝によって行われるため,第1局長は皇帝の息がガッツリとかかっており,新しい考えがトップに根付かないという欠点もこの選出機構には存在する. そのため帝国は長期に渡って軍事優先の政治が続いており,軍事技術の発展は速い反面,娯楽などに関する文化は他国と比べて遅れを取ることになってしまっている.

このことに関してサイニスター現皇帝は問題意識を抱えており,他国の文化を吸収するためにも侵略を行うという,非常に攻撃的な解決方法を取ろうとしている.

元老院

主に現役を退いた騎士によって構成される議員. 軍部出身の者が議席の大半を占めるが,帝国貴民の代表者にも議席が用意されている. 元老院議員は主に帝国市民による投票で選出される.

元老院は主に内政に関する取り決めを行う機関であるが,皇帝に軍事力を握られたくないという貴族も多く,騎士出身の者を議席に据えることで軍部に対して発言力を得ようとしている. そのため帝国騎士団には元老院の息がかかった部隊が少なからず存在し,皇帝主導の一枚岩とはなっていない現状にある. このような背景から,皇帝の息がかかった公安騎士と元老院との折り合いは悪い.

市民階級

帝国は実力主義であり,この理念こそが帝国を帝国足らしめている. この理念の反映は政治や軍部にだけでなく,市民においても例外はない. その最たるものの例として,帝国では市民階級が3つに分けられている.

帝国貴民

帝国から貴族と認められた人々. 帝国の誇る屈強な騎士によって保護された特定の区画への立ち入りや居住が認められる. また国が実施している様々なサービスを無償で受けることができるほか,国の事業に対して優先的に参入できるなど,多くの場面において特権を持つことが可能となる.

政治においても市民と比べて一票の重みが大きく,また元老院議員に選出される条件として帝国貴民であることも影響し,政界に市民の立ち入る余地はほとんどないという状態にある.

貴民になるためには,以下のような条件を満たす必要がある - 高い経済力を持っている者 - 帝国事業への多大なる貢献をした者 - 武功を上げた騎士

帝国市民

帝国の市民と認められ,市民権を持つ身分. この身分の者が帝国民の大半を占める.

帝国民となる資格を得るには以下の条件の内のいずれかを満たさなければらない. - 帝国領内における犯罪歴がなく,長期に渡り健全な市民生活を送った者 - 帝国に対する貢献が認められた者 - 帝国に対する資産的な貢献が認められた者(市民権の購入)

帝国外民

市民権を持たない人々. 厳密には帝国民ではないが,便宜的に「外民」と呼ばれることが多い. 避難民や旅人などもこれに属される. 居住区への立ち入りなどが大幅に制限され,法の加護も得ることができない. そのため一時的に帝都を訪れる商人達は市民権を購入している者も多い.

帝国騎士団への志願は外民でも可能であり,騎士になることで現状よりも良い環境に移り住めるため,志願する外民も多い.

魔導技術

帝国は世界最大の軍事国家であると同時に,魔導技術においても世界を牽引する技術大国でもある. 特に魔導兵器の研究開発に精力的であり,旧来のマジックウェポンとは趣向を異にする新時代の兵器を生み出している. また他国に先駆けて浮遊機関も開発しており,既に試作型の飛空艇も開発されている.

最近では古代遺跡をまるごと兵器として開発しているとの噂が流れている.

名産

ハイレスポテト

ソフトボールほどの大きさの球状のジャガイモ. 日を浴びるほどその形は正球に近づくと言われており,ジャガイモが歪んでいると帝国に災いが降りかかるという言い伝えがある. ひときわ大きなものは,通常のサイズと比べて10倍から数10倍の値段が付き,主に帝国貴民の腹に収まる.

帝国牛

帝国付近の高地で飼育されている,帝国のブランド牛. 良質なジャガイモを飼料に混ぜることにより,柔らかな赤身と濃厚な脂身を実現している. 帝国の貴族を中心に人気.

皇帝やジールの好物でもあり,特に帝国牛のフィレステーキは大のお気に入り.

帝国豚

帝国のブランド豚. 飼料にジャガイモが与えられているだけで,それ以外はただの豚と同じである.