キャラクター紹介 ジール
今回は帝国の男,ジールの紹介です.
魔法世界最強を争う人物です.
ジール・アインスライル / Zeal Ain Srile
職業
- ハイレテレス帝国公安騎士長第11位
性別
- 男
年齢
- 26歳
容姿
- 身長: 188cm
- 体重: 不明
- 黒髪の無造作ヘア
- ハイライトの少ない死んだ魚ような目
- 瞳のカラーは黒
服装
- 中二臭い黒のロングコートを常に身にまとっている
- とりあえずコートを着させておけばOK
コート
- 襟付きの漆黒のコート
- スーツコートと同じような形状
- 膝下まで伸びる裾
- 胸ポケットはない
- 外ポケットはある
- 手を突っ込む用である
- 内ポケットもある
- そこに色々仕込んでいる
- 袖は長め
- そこにも色々仕込んでいる
スーツ
- 社会人が着ているようなスーツ
- やはり黒色
- スーツパンツも黒
- ベルトも黒とシルバー
- 内側のシャツは灰色
グローブ
- やはり黒色
靴
- やはり黒色
ポイント
- あまりにも痛々しい中二心を全開にして黒色に染め上げます
- とにかく,黒,黒,黒です
- 縁のカラーなど,一部アクセントをつけてもOKです
- その場合はやはりシルバーが良いです
武器
- 大剣
- “Z.E.A.L. Ain Srile"と銘を掘られている
- 魔力をかき消す能力を持つ
- 全長2.2m
- 総重量1.5t
- 素手
- 本気のパンチは即死するほどに痛い
戦闘能力
- 魔法世界最強を争うレベルの戦闘能力
- 重量が1tを超える大剣を軽々と振り回す身体能力
- 剣を背負っていても大きな問題なく日常生活を送ることができる
- 恐ろしいレベルの重心移動で着地時の衝撃を逃がす
- 歩いているときですら無意識に衝撃を逃している
- 圧倒的な握力
- 素手で相手の武器をへし折るのが得意
- 圧倒的な速さ
- 魔術や魔法なしで空中を走れるほど
- 存在そのものがある種の加護のようなものを受けている
- 魔術・魔法が使えない
- 魔力を持っていないため
- 普段はマジックアイテムを使用している
- マジックアイテムの起動にはマジックスターターと呼ばれる道具を使用している
- オーラ的なものは出せる
- 強者の特権
- 弱い魔物は近寄って来ない
人物像・来歴
ハイレテレス帝国公安騎士長第11位. 冷徹かつ寡黙な性格であり,人付き合いが苦手. キレると危険なタイプ. 皇帝にその圧倒的な戦闘能力を買われ,公安騎士長に任命された.
公安部第11局にはジールしか在籍しておらず,その影響で最も位階の低い11位を与えられ続けている. しかしその評価に反し,その実力は公安騎士長の中でもトップクラスだと噂されており,公安騎士にはジールのことを良く思わない者も多く存在する. 実際に実力は全ての局長よりも上であり,皇帝すら上回る戦闘能力を持っている.
頭は悪くはないが,良くもない. 特に指揮官としての才はなく,むしろ戦場に立って戦う方が得意である. 自分自身がそれを一番自覚しており,下級の公安騎士を持たない姿勢を維持している.
幼少からの付き合いにより,イリーナとの関係は良好. 逆に言えばイリーナ以外の人物との関係は良くなく,悪い噂だけが独り歩きして周囲の騎士たちから避けられている.
現皇帝のヴァイサ・サイニスターはジールのことをえらく気に入っている. これは皇帝が最も是とする「理不尽な暴力」をジールが持っているからである.
一方でジールは皇帝のことを嫌っている. これはジールの嫌う「理不尽な暴力」が帝国を成り立たせており,それを是とする最たる存在こそが皇帝だからである.
8年より前の記憶がなく,その出自は謎に包まれている. 記憶を失った当時,幼少であったイリーナに誘われる形で帝国騎士団に入団. 以後メキメキと頭角を現し,わずか3年ほどで公安騎士長に抜擢されるまでに至った.
公安騎士長に任命される以前に,その手で別の公安騎士長を殺害しており,その件で皇帝に気に入られることになった. しかし当然だが他の局長はこのことを良く思っておらず,罪人として処したいと考えている者が多数を占めている. またこのことが噂となり,公安殺しのジールとして周囲から恐れられる要因ともなった. (周囲からは公安騎士長の座を殺して奪い取ったと思われている.実際にそうではあるが)
他国との戦争よりも,魔物に対する最終兵器として扱われている節があり,実際に龍種を筆頭とした強力な魔獣を何体も単独で撃破している. このことから帝国民に根強いファンも存在する.
帝都のとあるレストランの常連客であり,帝国牛のフィレステーキが大好き. 付け合せのハイレスポテトをグレイビーソースに絡めて食べるのが生きがいの一つであり,帝国に住んでいる大きな理由でもある.
食の好みは皇帝とほとんど一致している. 皇帝はこのことからもジールがセンスのあるヤツだと評しているが,ジールはやはりこのことを嫌がっている. しかし二人とも,アルクス産のワインが帝都で飲めるようになることを心の底で望んでいる.
ジールは極度の潔癖症である.(綺麗好きという意味ではないが) 先のアルクス産のワインを例にすると, - 皇帝 - アルクス王国を滅ぼして占領し,帝都に流通させる(非戦闘員も見せしめに殺す) - ジール - 敵対する兵を全て滅して国を従え,帝都に流通させる(非戦闘員には手を出さない) とプロセスに明確な差が出る. ジールはあくまでも戦士であり,将とはなれないのである.
しかしこういう思想を持てるだけの実力があることも確かであり,皇帝が買っているのはこうしたジールの考えそのものであるとも言える.
イリーナが幼少の頃からずっと一緒だったため,ひそやかにロリコン疑惑を持たれている.
正体
かつて虚無の吹雪により滅亡に瀕した王国の,魔を絶つ神剣の担い手であった青年. 誰にも抜くことができないとされた魔を絶つ神剣を唯一扱うことができる.
所持している大剣は古代文明において創り出された最初の人造神器であり,「アイン」と呼ばれる.
王国のエゴが生み出した人造神,それを駆逐するために人造神のプロトタイプを手に取り全ての神を狩り尽くすための存在,それがジールである.
ジールは王国の望むままに神を駆逐したが,それを発端に全人類による破滅への祈りが願われてしまい,虚無の吹雪が発生してしまう.
ジールは虚無の吹雪を消滅させるために,当時10歳であった王女セツナを殺す役割が与えられた. セツナは虚無の吹雪を消滅させるために,吹雪の魔力を宿すための器としてその身を人造神に変生させられていたのである.
ジールはセツナを殺すことを否定しセツナの救済を願ったことで,アインの放った光に飲まれて時空間を転位し,現代の魔法世界にやってくる.
また,時空間転位の代償として記憶の大半が失われることになってしまった. セツナを救うために転位をしたが,当のセツナからは自分を見捨てて逃げた薄情者として扱われており,記憶喪失後にそれを指摘される. 実際にセツナを救いたいという願いまで忘れているので,薄情者といえば薄情者である.
アイン
ジールが所有している大剣. 全長2.2mに対し総重量が1.5tと,並外れた重量を持つ. また魔力を消失させる能力を有しており,身体強化の魔法なども打ち消されてしまうため,人間では扱うことが不可能な代物となっている.
アインは古代文明における最初の人造神であり,全ての神々を討ち滅ぼすことを目的として産み出された人造神器のプロトタイプである.
旧来の神々を一掃し,時代を人間の手に取り戻すために生み出されたが,あらゆる魔を断つという性質から,誰にも抜くことができない"失敗作"として長い間放置されていた.
アインは誕生したその場から一歩も動かず,担い手が現れるのを待つことになる. その後担い手であるジールが誕生し,人造神を駆逐するために活躍.
虚無の吹雪を消滅させるために駆り出されるが,ジールがセツナの殺害を強く否定したことで剣の真価が発動. ジールを逃がすために時空間を切り裂き,未来の魔法世界に転位する.
実際にはジールが願ったのはセツナの救済であり,当時ではセツナを救うことができなかったため,セツナが目覚めることになる時間軸へと転位した.
アインはプロトタイプ人造神であり,道具として扱われるための神器という,神器の本質として最高の適正を誇っているため,願いを叶える力に関しては他の神の追随を許さない. しかしアインの在り方のせいで,成就される願いは「世界のルールの否定」のみによって叶えられるため,ジールの場合は時の流れを否定してセツナを救うという結果が具現化した.
アインは自己としての感情を一切持たないため,人の願いがなければ力を発揮できない. 願望を叶えるためだけに存在するはずの道具が,願望を否定する能力を備えてしまったため,その異常性が際立っている.
魔法世界にもいくつかの異能無効能力が存在するが,アインはその中でも最高の力を持っており,存在するだけで世界のルールを超越している. そのため基本的には刃が傷つくことも劣化することもなく,その存在を維持し続けることができる.